
とあるお客様のミドリイシ水槽のライブロックを総入れ替えすることになりました。
一般的な水質バロメーター「硝酸塩」「リン酸塩」「KH」等はどれも問題ないはず。実際ミドリイシも状態良く
飼育されているように見えますし販売時より色揚がりした個体も沢山あります。
しかしどういう訳か、ミドリイシがポツポツ病気で白化したり状態の低下が定期的にやって来ると言われます。
シースワールX3台 MP40と水流には気をつかわれていますが、
お客様曰く、岩組みされたライブロックの奥など一部淀みが出来て定期的な不調を招いているのではないか?・・と。
そこでお呼びがかかりました。大量の「枝状ライブロック」 より水通しに優れた枝状のライブロックに全量組み替えてしまおうとのお考え。


①まずはミドリイシを貯水タンクに避難させて・・・

②ライブロックを取り出し・・・


③おまけにカーリー増殖でお悩みの「LPS&深場アンティアスとベラ水槽」のライブロックも取り出し、ミドリイシ水槽のライブロックをシフトして・・・

④カーリー付きライブロックを2メートル「大型ヤッコ水槽」のヤッコ達のエサにしてしまおう。という壮大な?計画が実行されました。一人じゃ無理!(たしかに)と言われたのでお手伝いに伺いました。

もくもくと作業中のP様

ミドリイシ水槽に枝状ライブロックを組み終えたところ。今度は底砂にライブロックをベッタリ置かず、底砂面にかなり隙間を造ってあります。底面は正面から奥が見えるくらいスカスカで、このままだと格好悪いですがミドリイシを入れていけば土台は隠れるので問題ないでしょう。


まだ若干にごりますがミドリイシを戻して照明点灯。 底砂の能力がフル活用されそうな岩組。
今後のレポートもあるかもしれません。
ちなにみ水槽スペックは1200x900xh600 総水量800㍑近い大水槽。

タンクメイトはこちらの2匹のみでもちろん無給餌。ポリプ食ですが、サンゴとの比率がこのぐらいあれば大丈夫でしょう。
おまけ・・・
水槽のメンテナンス、特にライブロックの交換などの大がかりな作業をした後は魚病が心配されます。


こちらもP様所有の検疫水槽。vessel店内の水槽ではないですよ。
他にも沢山水槽を所有されており、先日発売のマリンアクアリストに掲載されていた60cm冷水域水槽も

その後120cm水槽にサイズアップされました。ブログもされているのでリンク貼らせていただきます。
http://iskisetu.blog.fc2.com/楽しみにしているので更新お願いします。 vesselとがわ